うつ病や適応障害で休職中の方が職場復帰するのに、利用したいのがリワーク。
しかし、最近では大阪でも様々なリワークがあり、
どのような施設があるのか、何を基準に選べば良いのかわからないかと思います。
結論から言うと、リワーク施設は
「リワークのプログラム内容」「利用料金」「アクセスのしやすさ」「施設種別」「実績」
で比較して、選ぶことを推奨しています。
大阪でおすすめの
リワーク施設
全国
復職支援専門のリワーク施設で全国展開中。RIZAP監修(ウェルネスプログラム)という体力回復プログラムなど復職支援に強い。
関西エリア
精神専門の職業訓練・専門スキル取得特化のリワーク施設、交通費の全額支給制度があり。大阪・兵庫等、関西圏の就職に強い
関東エリア
独自の脳科学リワークプログラム「ブレインフィットネス」。神奈川・埼玉を中心に関東圏中心。ユニークなプログラム多数。
- うつや適応障害で休職して職場復帰を目指す人
- 適切なリワークプログラムを探している人
- リワーク施設の実績を知りたい人
当記事では、大阪にリワーク施設12選について、プログラムの内容と実績から解説致します。
また、リワークに関するよくある質問などにも回答しています。
以下は今回ご紹介させて頂く、大阪のリワーク施設です。
リワークは復職を目的としますが、施設の特色によって認知行動療法などのメンタルプログラム以外にも、様々な職業スキルを学んだり中にはフィットネス的な要素のあるプログラムもあります。
どのようなプログラムがあるか知る事によって、自分に合ったリワーク施設選びの参考にしてみてください。
また「リワークとは何か?」より詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみて下さい。
自分にあったリワーク施設を選ぶ5つのポイント
リワーク施設を選ぶ際のポイントは以下の5つです。
・どのような施設種別か?
・リワークのプログラム内容
・駅からのアクセスのしやすさ
・利用料金
・これまでの実績
リワークは、家から近いなど適当に選んでしまうと職場復帰が遠のきます。
まずは、自分がどのポイントを最優先させたいか明確にしましょう。
例えば、リワークを利用してとにかく今の職場復帰に集中したい場合もあると思います。
しかし、人によってはストレス源である今の職場には戻らず転職も視野に入れてサポートしてほしい方いるでしょう。
そのような方には、職業のプログラムも豊富か気になるところです。
ここからは、大阪でリワークを選ぶ際に基準となる5つのポイントをご紹介していきます。
どのような施設種別か?
リワークは大きく分けて二つの運営主体があります。
一つは精神科などの医療法人が運営主体となり行うリワークです。
もう一つは就労移行支援制度や自立訓練制度というもの用いて行われる、福祉系の法人が行うリワークです。
また、地方公共団体である地域障害者職業センターで行われているリワークがありますが
今回は民間の福祉系の法人、及び医療法人の運営するリワーク施設の紹介を厳選して紹介させて頂きます。
精神科デイケア型のリワーク
一般的には「精神科デイケア」という制度を利用したもので、
精神科の治療のリハビリの一環として行われるものです、
大阪精神医療センターのデイケアとは、精神科外来通院中の患者さんを対象にしたリハビリテーション治療の場です。
しかし、一部の精神科では復職に特化したものもあり、それをリワークと呼んでいます。
メリットとしては、通われている精神科にリワークがある場合は治療と平行して一気通貫に職場復帰まで行えることでしょう。
デメリットとしては、他に主治医がいる場合に連携が難しい事が挙げられます。
以下は医療型(精神科デイケア)のリワーク施設です。
就労移行支援型のリワーク
こちらは「就労移行支援」という、制度を利用したリワークプログラムになります。
このサービスでは、一般就労に必要な知識・能力を養い、本人の適性に見合った職場への就労と定着を目指します。
本来の制度趣旨としては障害を持つ方を就職させることを目的としていますが、利用にあたって精神疾患を対象としている施設は診断書のみで利用可能で、中には復職や休職中の方を専門的にサポートしている施設もございます。
医療型との違いについては、復職だけでなく就職を目的とするため職業関連のプログラムが充実していたり、企業との交流も活発です。
また、企業努力による独自のプログラムにより復職の結果を出しているところも多いです。
メリットとしては、やはり主治医を変えずにリワークを受けることができるところです、
職業訓練もサポートしているため、新しい資格を取得したり転職なども視野に入れる事ができます。
また、復職後の企業への働きかけや説明も活発に行ってくれます。
(就労移行支援に義務つけられる、就労定着支援というサポートです。)
デメリットとしては、独自のプログラム内容があなたに合うかの見極めが重要なところです。
自立訓練型のリワーク
こちらは本来の制度趣旨としては
「知的障害者や精神障害者の方が自立した社会生活を送れるように必要な訓練と生活の相談等の支援を行う」
と位置付けられる制度です。
こちらも精神疾患の方や精神障害の方に関しては、リワークに特化して利用可能な施設もございます。
こちらも施設により特色が色濃く反映されますが、健康的に働き続ける事を目標にプログラムが組まれる傾向にあります。
復職にあたり、体力面も含めた健康面に不安を抱える人は積極的に利用すると良いでしょう。
市町村が実施主体のリワーク(職リハリワーク)
この他にも、地域障害者職業センターで行われる
雇用保険受給者を対象とした職リハリワークと言われるものもあります。
こちらは、期間としては4ヶ月間。
無料で受けれますが会社(事業所)・本人・主治医の同意書が必要となります。
利用にあたっては、各地域障害者職業センターでの説明会に本人が参加する必要があります。
また、雇用保険事業者を対象としているため、公務員の方は利用いただけません。
リワークのプログラム内容どのようなものか?
リワークプログラムを受ける際にプログラムの内容は非常に重要です。
休職に至った経緯や主治医との対話によりどのようなトレーニングが必要か把握した上で、そのプログラムが行われているか?
また、自分が職場復帰に向けてどのような段階にあるかも注意が必要です。
場合によっては、他の利用者が勤労意欲が乏しかったり緩い雰囲気だと効果を見込めません。
以下はどのような施設でも一般的に行われるプログラムの内容をご紹介していきたいと思います。
認知行動療法(CBT)
物事に対する極端の捉え方に働きかけるのが、この認知行動療法です。
主にうつ病の方や適応障害の方など、
ある出来事に直面した際に、その出来事の捉え方によって気分の落ち込み方ややる気に大きく影響します。
その物事の捉え方を、より幅広いものにしていくことが認知行動療法の狙いです。
特にリワークにおいては、
「休職前の働き方において極端な考え方はなかったか?」
と振り返りを行い、少しづつ考え方を変えていきます。
ソーシャルスキルトレーニング(SST)
認知行動療法の一種で、主に対人関係や症状の自己管理における技能を取得していきます。
主に、ロールプレイ形式で集団にて行われることが多いです。
あるテーマについて、
(例えば、対人関係における人へのものの頼み方等)
複数でロールプレイを行い、皆でフィードバックを得るという方法が一般的です。
リワークにおいては、主に仕事の場面においてのロールプレイをすることが多いです。
通勤訓練
少し拍子抜けするかもしれませんが、リワークへ通い続けることそれ自体がリワークの一つです。
というのも、長い自宅療養期を経た体にとって、これまで行ってきた通勤という行為が一番、しんどいです。
リワークをしんどいと感じるタイミングも、通い始めの段階です。
まずは、このリワークへの通所が安定的にできるということが重要です。
駅からのアクセスのしやすさ
リワークに通うとなると、定期的に通う必要があるため立地は外せません。
特に有名なリワーク施設は梅田や本町に集中しています。
また、人混みが苦手な場合は朝から始まるリワークにおいて満員電車に耐えうるかどうかも検討しながら決めましょう。
またこの記事では、地方のリワーク施設もご紹介していますので、通いやすさも含めて参考にしてみて下さい。
交通費や昼食を支給してくれるリワーク施設もある
交通費が負担にならないかも慎重に検討しましょう。
リワークに通う場合は、傷病手当や休業補償、失業手当などを受給しながら通う事となりますが
場合によっては毎日通う必要もあるため交通費や昼食代などの諸経費が非常に重荷になります。
一部のリワーク施設では、交通費や昼食の支給を行っている施設もありますのでうまく活用しながら利用しましょう。
リワークの利用料金
利用料金は、精神科デイケアと就労移行支援・自立訓練で異なります。
医療型では、健康保険での利用となり1日あたり3割負担にて利用する事となります。
さらに別途食事費などの支払いがありますので、利用を検討している各施設にお問い合わせください。
福祉型では、所得区分により月額料金となりほとんどの施設では昼食代なども無料にて提供しております。
精神科デイケアのリワーク料金
一日当たりの料金 | デイケア利用初日 | 利用開始から1年まで | 1年目以降 |
・1割負担の方(自立支援医療利用の方)(注) | 1,040円 | 820円 | 770円 |
3割負担の方 | 3,110円 | 2,470円 | 2,320円 |
自費の方 | 10,380円 | 8,230円 | 7,730円 |
参考:東京都保健福祉局https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/tamasou/day_care/hiyou.html
就労移行支援・自立訓練(生活)のリワーク料金
区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯(注1) | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得割16万円(注2)未満) | 9,300円 |
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
(注1)3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象となります。
(注2)収入が概ね600万円以下の世帯が対象になります。
(注3)入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合、「一般2」となります。
参考 障害者の利用者負担
https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/service/hutan1.html
また、所得を判定する世帯は本人と配偶者で判断されます。
自身の所得や、自立支援医療の利用の有無なども検討しながら比較してください。
また、各市町村によっては補助制度などもあるため上手に活用しながら利用しましょう
リワークの実績
最後に外せないのは、実績面です。
やはり就職や復職の実績を公表しているかどうか、実際に復職できているかが鍵となります。
「自分と同じような体験をした人を職場復帰させた実績があるか?」
「企業名などの公表はあるか?」
などが非常に重要な指標となります。
実績を公表しているリワーク施設一覧
施設名 | 実績ページ及公表情報 |
---|---|
復職・就職した企業名・ブログを公表。(リンク) | |
年間の復職した人数を公表(リンク) | |
復職した人数を始め、中断した人数も公表(リンク) |
一部のリワーク施設ではリワークを中断した人数を公表していますが、私は逆に好感が持てます。
リワークがどの程度難しいものか、どれほど真剣に取り組んで行くべきかを物語っており安心して任せられるでしょう。
リワーク期間の目安
一般的にリワーク(復職期間)の目安として、3ヶ月~6ヶ月ほどの期間をかけて十分な回復が確認できてから復職するのが望ましいと言われております。
その方の心身の状態よって異なりますが、一つの目安とされるのが良いでしょう
また、復職可能かどうかの判断や必要な休職期間においては主治医や利用する福祉サービスの判断により行うのが望ましいです。
どのくらいで、復職が可能か?できるだけ早く休職から復帰したい気持ちもお察ししますが症状の悪化や復職後の再発は避けたいところです。
目安にとらわれず、焦らずしっかりとリワークを行うことが大切と言えるでしょう。
大阪のリワーク施設でおすすめの12選!プログラムの内容や実績を元にご紹介
ここからは大阪のリワーク施設11選をご紹介致します。
- 特徴
- 施設種別
- 駅からのアクセスのしやすさ
- これまでの実績公表の有無
リワークは実際に見学・体験や資料請求するのがおすすめ!
補助制度やプログラムの内容・リワーク施設の雰囲気などを実際に見学や体験を通じて
納得してリワーク施設を選びましょう。
リワーク施設はたくさんありますので、どこの施設を選べば良いか悩みます。
上述した選択基準も参考にしながら、様々な項目を比較して個人に最適なリワーク施設を選択しなければなりません。
自分に合ったリワーク施設を知りたい方は是非、チェックしてくださいね!
プロ講師陣と豊富な心理プログラム。さらに交通費全額支給など補助制度を活用できる!
就労移行支援WithYou
- リワークにおいて、職業技能訓練が豊富
- 交通費全額支給を始め、補助制度が活用できる
- 実績が圧倒的に豊富
WithYouは、支援者と精神疾患で悩む方達が共同で作られた就労支援・リワーク施設です。
そのため、精神疾患や発達障害で悩む方を利用者目線に立ったマンツーマンの手厚いサポートが魅力的です。
リワークプログラムにより、マンツーマンでの個別復職支援が受けられます。
運動面や食事面、睡眠の改善などの生活訓練から、精神保健福祉士や公認心理士によるメンタルプログラムまで充実した復職支援が受けられます。
さらに、「学ぶ機会の平等」を標榜として、交通費全額支給を始め職業技能の学習にまつわる費用に関しては一律で補助制度を実施しております。
また、実績も非常に多く公表されており、
復職に向けてなにから手をつければ良いか悩む方はまずは相談に行ってみるのが良いでしょう。
確実に早期復職を実現するプログラム。復職後の不安も払拭するアフターリワーク。
医療法人 こころのクリニック和(なごみ)
- 厳しめのプログラムだが効果は絶大
- 卒業者の声が熱狂的
- 復職後も手厚いアフターリワーク
こちらは、精神科クリニックが主体となり行っているリワークプログラムです。
参加条件としては、
「リワーク・プログラムに週5日(1日6時間)自力で通所」。
「リワークの月間参加率が、60%に達しなかった場合。」
は中断など、他のリワークプログラムに比べて少し厳しいと感じるかもしれません。
しかし、その不安を払拭するほど卒業した方の支持の声は熱く。
復職までの期間をなるだけ早くなど、緻密なプログラムが設計されています。
また、復職後も続けて通う事ができるアフターリワークも提唱、実施しております。
独自のリワークプログラム「CRESS」によって、
心理、集団、教育、個人の4つのプログラムから学んだ方法論を軸に
実際に「グループ作業」という職場を模したプログラムで、スタッフや他のメンバーを相手に実践・検証しプログラムの結果を測ります。
ライザップ開発の独自リワークプログラム。全国に展開し、アクセス抜群。
リワークセンター
- ・ライザップ開発の健康プログラム
- ・フットサルやジョギングなど楽しみながら健康を整える
- ・階層別のプログラムを作成
リワークセンターは株式会社Rodinaの運営するっ復職支援特化の就労支援サービスです。
復職後に安定して働き続けるには、「体力や生活リズムを取り戻すことが大切」という考え方から、ライザップ開発の独自プログラム「ウェルネスプログラム」という運動プログラムを実施しており、時にはフィットネスやフットサル、ジョギングなど
心身の健康を整える、特に「生活機能訓練」の改善からの復職支援に特化したプログラムが特徴的です。
また新入社員、中堅社員、管理職、経営者層の階層別にプログラムを作成しており
よりパーソナルなリワークプログラムとなっております。
特に体力的な問題やヘルスケアを重視する方にはおすすめのリワークプログラムとなっております。
あなたは何課に配属される?模擬株式会社で行う部門別のリワーク。
分野病院
- 模擬会社で実践的に楽しく学べる
- それぞれ課題別に対応してくれる
- ユニークだが、病院が運営主体だから信頼性も高い
こちらは、病院が行うリワークでありながら非常にユニークなリワークプログラムとなっております。
まず、リワークプログラムの中に模擬会社があり、
心理テストの結果に基づいて、それぞれ「総務会計科」「食品衛生課」「作業専門課」に配属。
しかし、それぞれの課では「集中力」「持続性」「コミニュケーション」のそれぞれの課題に対応するようになっており、リアルを想定しながら
確実に復職に向けて歩み出せる形となっております。
医療機関が運営するリワークプログラムですから、安心してメンタル面の相談が行える事もおすすめのポイントです。
復職後の定着率を支える「SPIS」。地域に密着して行う老舗リワーク施設。
NPO法人 精神障害者就労支援ネットワーク(JSN)
- 地域に密着した老舗リワーク施設
- 毎日のメールのやり取りなどきめ細かいサポート
- 復職できた場合は定着率が非常に高い
NPO法人が行っているリワークプログラムとなります。
こちらの事業所は特に、復職できた場合の定着率の定評があります。
当事者同士で交流を行う「ハノレノ」や
毎日、カウンセラーとメールでやりとりを行う「SPIS」など
独自のツールを開発しリワーク支援を行っております。
また、就職後もジョブコーチによって継続的に就労定着支援サポートが受けられる事も特徴の一つです。
「ブレインフィットネス」で、新しい脳科学のリワーク。
ニューロリーワーク
- 脳にアプローチする独特の手法
- 運動と脳トレを行う
- 脳の栄養素にも着目する健康管理
「ブレインフィットネス」という、脳の健康な状態を維持するために行う総合的な取り組みやアプローチで行うリワークです。
具体的には、身体運動と脳トレを組み合わせた「デュアルタスク」
や、脳の栄養素に着目したアプローチ、戦略的仮眠など
脳を中心にリワークを行っていきます。
運動、食事、睡眠、ストレスケアから孤独を避けるため人との交流を重視するなど、さまざまな脳へのアプローチはとても魅力的です。
参考 https://brain-fitness.jp/method/
こちらのブレインフィットネス研究所に感銘を受けた方は、是非一度見学に。
当事者同士の交流から生まれる感情を大切にする。10・20代の若者の支援にも力を入れる。
医療法人フォスター 生きる・育む・輝く メンタルクリニック梅田本店
- 当事者同士の感情を大切に
- 若者支援に力を入れる
- リラクゼーションプログラムもサポート
こちらはクリニックで行われるリワークで、「ワークサポートコース」というショートケアプログラムとして実施されているリワークです。
同様の経験を持つ当事者同士を仲間として意見交換する「ピアカウンセリング」を大切にしております。
認知行動療法においても、この効果を期待して集団でプログラムを進めていき、一人一人が元々持っていた“ものごとを解決し成長していく力”を更に引き出す事を目的としています。
さらに、こちらでは10代20代専門の生活支援プログラムなどもあり、現代の若者同士でわかり合い自分の悩みを持つ他人も存在する事を認識できる、心強い環境にあります。
豊富なEラーニング研修はその数、“51分野 291項目”。
就労移行支援ラ・レコルト
- Eラーニングが豊富
- 資格取得教材を多数揃える
- 自分で学ぶことが得意な方におすすめ
こちらは、非常に多くのEラーニングの教材のある施設です。
Eラーニングというと自宅でコツコツと独学するイメージがありますが、
実際に通って皆と学ぶ事により、より効率的に学ぶ事ができます。
また70種類以上の資格教材も置いてあり、休職の期間に自分でコツコツ学びた方におすすめです。
また、「伏見」「枚方」「茨城」に事業所を構えており立地面では大阪の京都方面に位置しており、近隣の方には非常に通いやすい立地となっております。
20代から40代の女性を焦点を絞ったリワーク。女性特有の悩みにアプローチ
いりさわ心と体のクリニック(なんばリワークサロン)
- 20~40代の女性専門のリワーク
- 女性公認心理師が中心となり、アプローチ
- 魅力的な女性像をサポート
こちらは精神科が母体となっているリワーク施設です。
「ワンランク上の私」を標榜に、主に20~40代の女性をターゲットに絞ったリワークとなります。そのため、女性公認心理師がリワークスタッフの中心となり薬剤師による薬の教育や管理栄養士による食事とメンタルヘルスケアの関係など多職種の医療スタッフにより女性特有の休職にアプローチします。
但、利用条件としては「いりさわ心と体のクリニック、または、うめだ心と体のクリニックに通院中の方限定」となりますので注意が必要です。
Eラーニングでの学習が中心、高卒認定資格も学習できる。
Nagu
- eラーニングで自分のペースで
- 地方にあるため、近くの方におすすめ。
こちらは就労移行支援型のリワーク施設となっております。
社会福祉支援研究機構に加盟し、全国で79箇所もの事業所との連携が可能となっております。
こちらもラ・レコルテと同様にEラーニング中心となっております。
しかし、立地としては大阪府の中心部ではなく豊中市(兵庫県の川西市にも)に位置しており近くの方は通いやすいでしょう。
また、昼食の無料提供や一部条件付きの交通費支給なども行なっているため経済的にも優しいリワーク施設となっております。
看護師が開設者のリワーク。カウンセリングに定評のある施設
mentalfit
- カウンセリングサービスに定評
- 看護師が開設者のリワーク施設
こちらは自身もパニック障害を経験した看護師が開設者のリワーク施設です。
元々はEAPサービスを行う、cocolab心の健康研究所というNPO法人が母体となっており「臨床心理士・公認心理師・精神保健福祉士、キャリアコンサルタント」などの有資格者がサポートを行なっております。
EAPサービスとは、企業のメンタルヘルス問題と生産性を向上させる企業向けプログラムです。
そのため、こちらのリワーク施設でも積極的にカウンセリングサービスに力を入れています。(カウンセリングは有料となりますのでご注意ください。)
大人の発達障害のリワークにも対応した、貴重な心療内科
にしざわクリニック心療内科
- 大人の発達障害の方向けのリワークプログラムを完備
- エンジニアや看護福祉業界など職種別のプログラムを用意
- まずは週1から始められる
こちらは、珍しく大人の発達障害向けのリワークプログラムを行なっております。(うつ病などの方も通えます。)
さらに、心療内科では厳しめのプログラムが多い印象ですが、こちらのリワークプログラムでは
まずは、絶対に週一からしか通わせてもらえず、最初の1ヶ月は個人プログラムのみとなっております。その間にしっかりと心の病気の関する座学での理解から深めていきます。
このような特徴からリワークに通う事に自信の持てない方でも安心して通えるリワークと言えるでしょう。
リワークを利用するまでの相談と流れ
リワークを利用するにあたっての流れは以下の通りです。
- 資料請求で自分あった施設を選ぶ
- 実際にリワーク施設に見学とご相談
- 相談時に自分と同じような事例で実績があるか聞く
- 体験可能な場合は体験させてもらう。
適切なプログラムを組んでもらうためにも、自分の経験を伝える事は非常に重要です。
また、就労支援や自立訓練のリワークを利用する場合は必要に応じて、主治医から診療情報提供書などを貰っておくとスムーズに相談できるでしょう。
休職に至った経緯を伝える。
あなたがどのような原因や症状で休職に至ったのか相談担当スタッフに伝えてください。
ここで紹介したリワーク施設は、それぞれ豊富な経験を持つ施設です。
あなたと同様の悩みを抱えた方の実績などもあるでしょう。
復職までの目標期間を伝える
どの程度を目安に復職したいのか、現時点での目標を伝えましょう。
- 就労移行支援・自律訓練では最大2年間
- 医療精神科デイケアでは最大1年間の利用が可能です。
また、平均して復職までに7ヶ月を要するというデータもあります。
リワーク施設はその情報を元に計画を策定します。
焦りすぎている場合は、必要に応じてリワークのスタッフに助言を仰ぎましょう。
どのような事に重きを置いているか伝える
あなたが、何に重きを置いているのか
リワークの期間に何らかの資格や職業スキルを得たいのか?
自身の苦手な面に対してのケアを行って欲しいのか?
利用にあたって何に重きを置いているのかしっかり伝えましょう
- 私と同じような事例はありますか?
- 通われる方は平均して何ヶ月くらいで復職されるのでしょうか?
- ここでは、どのような事が学べますか?
リワーク施設選びを失敗すると起こるデメリット
リワーク施設を選ぶにあたって、その施設があなたに合っていないという状況もあります。
そのため、無料体験が可能であれば必ず利用するようにしましょう。
特に就労移行支援・自立訓練型の場合は、ほとんどの施設で無料にて体験させていただく事が可能です。
どのようなリワークであっても、一部は公費での負担となるため施設の本利用時までには多くの手続きが必要となります、
そのため、実際に自分が通えるか?雰囲気があっているか?を知るためにも、まずは体験してみましょう。
あなたにあっていないケース1:雰囲気がゆる過ぎる
そのリワーク施設全体の雰囲気がゆるすぎて、復職が難しいと感じる場合もあると思います。
なるだけ同じ志や感情を共有できるの仲間がいる方がより復職に向けて歩み出せるでしょう。
また、実際に先には入った仲間が復職するのを診て励みにもなります。
あなたにあっていないケース2:人が少なすぎる
福祉型であれ、医療型であれリワークといえども施設側の収益の問題があります。
あまりにも人が少ない施設だと、より利用者に長い期間在籍してもらった法が収益になります。
そのため、自分の目標期間を実現させるためにもより活気のあるリワーク施設を選ぶべきでしょう。
あなたにあっていないケース3:プログラムの内容があっていない
施設によっては、ひたすら単純作業を行うようなものもあります。
取り組むプログラムを見渡してみて、
自分自身が復職に向けて進んでいる実感を持てないようなプログラムは控えましょう。
一部のリワークでは、通う中で辛いことや我慢が必要な事もある。
一部のリワークでは、週5回の出席が必要であったり
出席が足らないと中止となる場合もあります。
当初は優しいリワークであっても
復職が近くなってくると当然、精神的に我慢が必要となってきます。
しかし、それは現実に復職するあなたを想ってのこと。
もしそれが耐えられないと感じたり、医師より回復期でないと判断されている場合は治療に専念してください。
途中でリワーク施設を変える事も可能。
リワーク施設は入所までに、診断書や市町村への支給決定など手続きを要します。
しかし、入所後にあなたに合っていないと感じた場合は施設を変更する事も可能です。
就労移行支援・自律訓練のリワーク施設の変更方法
- 施設への申し出
- 市町村の障害福祉課
- 利用時に着く相談支援専門員
経由で施設の変更を申し出る事ができます。
特に、相談支援専門員については必ずリワーク施設と一体ではない人を専任する方がより客観的な視点、相談員という立場で復職までの道を支援してくれます。
就労移行支援の場合は、支給決定日より2年という利用期間があります。
今通っているリワークで効果が見込めない場合は、早めに申し出るようにしましょう。
精神科デイケアのリワーク施設の変更方法
主治医と一体となっている場合は、治療の一環として行われますので中々変更が難しいです。
主治医がリワーク施設と異なる場合は、主治医に申し出ましょう。
リワークなしで復職した場合
リワークを利用するにあたって、リワークなしで復職した場合とリワークありで復職する場合の違いについて気になるところかと思います。
過去の調査により、リワークを利用して復職した場合とリワークを利用せず復職した場合では約3年後の就労継続率に大きな差がありました。
リワークを利用して復職した場合・・・約70%
リワークを利用せず復職した場合・・・約20%
(出典:特集「第19回日本産業精神保健学会」,2012,vol20,No4 335-349ページ参照)
このようにリワークを利用する事とリワークを利用しない場合では、再発防止の観点から大きな違いがあります。
復職後安定して働き続けるためにも、リワークの利用をおすすめ致します。
こちらの記事ではリワークの意味について詳しく解説しています。
大阪でリワークをどうしても無料で受けたい場合
ここまで説明してきた中で、どうしても金銭的な理由によりリワークを無料で受けたい場合は、大阪障害者職業センターでのリワークとなります。
こちらは雇用保険適用事業所で働いている方であれば、誰でも利用する事ができます。
リワークの内容としては、
- ストレスコーピング
- コミュニケーショントレーニング
- キャリア講習
- ジョブリハーサル
の4つとなり、主に講義形式でのリワークとなります。
参考:大阪障害者職業センター「リワーク支援の内容」
又、このカリキュラムは4ヶ月となります。
リワークが初めての方は一度、民間のものを利用する前にこちらのリワークを利用した上で検討するのも良いかと思います。
大阪障害者職業センターの利用の流れ
まずは、ホームページより説明会の日程を確認し電話にて説明会の予約を行います。
説明会参加後に、もう一度連絡し個別面談の予約を行います。
利用にあたっては、必ずご本人、主治医、事業所の同意が必要書が必要となりますので、あらかじめ準備した上でご予約ください。
参考:大阪府障害者職業センター「リワーク支援(職場復帰支援)の説明会日程」
大阪でのおすすめのリワーク施設まとめ
今回は大阪のリワーク施設についてまとめました。
施設によって様々な特色があることが知れたと思います。
また、新しい施設やプログラムをたくさん更新していきますので、参考してみてください。
注目 就労移行支援WithYou
精神疾患の就職支援・復職支援を行なっている就労移行支援事業所・リワーク施設。
大阪府・兵庫県の指定を受けて施設で関西圏を中心に支援を行なっています。精神疾患の就職・復職支援で数多くの実績を誇り、専門性の高いプログラムを提供しています。